お誕生日は感謝の日
久しぶりの投稿です。
ここ数年、Facebookでの投稿になってしまっていましたが、
ブログでの投稿も増やしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
先日はkenkenの誕生日。
なんと30歳になりました。
未熟児で生まれて、ゆっくりながら発達していましたが、
1歳半の時、寝返りもお座りも出来なくなり、長い入院の後、
ミトコンドリア病の診断がつきました。
大人になるまで生きるのは難しいこと。「やがては食べ
れなくなり、呼吸器が必要になるでしょう」と説明を受けた帰り道。
「目の前でニコニコ笑うkenkenの笑顔を大切に、
楽しい経験を積み重ねたら、きっと進行も止めれるよね!」
強い確信と共に、親子3人で歩いた深い緑の木立に
囲まれた病院の小径を今でも鮮やかに思い出します。
10歳で迎えた最大の危機。
2か月に及ぶ意識不明の日々。脳幹反射さえなく、
呼吸器とたくさんのチューブに囲まれた日々の後、
本当に本当にたくさんの方々の愛と祈りと母の執念(笑)と
本人の生きる力で奇跡の回復。
それからも、山あり谷あり、危機をひとつひとつ超えながら、
今に至っています。
東京オリンピックが決まった時、本当は怖くて仕方がなかった。
8年後、kenkenと一緒にその日を迎えられるのか不安で、
あまりオリンピックのことは考えたくなかったのを思い出します。
その時は、30歳の健太郎kenkenというのを想像することは
できませんでした。
でも、その年が来てみたら、kenkenは過去の中でも一番安定した穏やかな
平和で素晴らしい日々を過ごしていて、ピカピカの30歳になりました。
不安や恐れは自分が作り出している幻想にすぎないことをkenkenに
教えてもらい、私も平和で穏やかで幸せな日々を
過ごさせてもらっています。
kenkenといると、人は皆、いつも守られて、光に包まれた
存在であることを思い出させてくれます。
どちらの道を選んだら良いのか、人は往々にして悩みます。
どちらを選んでもいい。
選んだ方が光の道。
自分の歩く道がいつも光の道。
kenkenと歩く道は、冒険と不思議に満ちていて、何が起こっても、
この世界がこの上なく美しい場所であることを教えてくれます。
kenkenのおかげで、私はどれほどたくさんの方々に出会い、
愛と優しさに出会うことができたでしょう。
たくさんの見えない存在、大いなる存在からの降り注ぐ慈愛を
絶えず感じていられるのもkenkenといるからこそ。
その注がれたたくさんの愛が、弱き存在のkenkenをここまで生かし、
そして、kenkenは存在するだけで、何かの役目を果たす強い存在に
なっているのだと感じます。
お誕生日は感謝の日。
とても言葉では言い表せませんが、出会って下さったすべての方々、
そしてすべての存在に感謝いたします。
記事を読んでくださる皆さまにも愛と感謝をこめて…
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